日本でもようやく婚外子(結婚してない夫婦の子)の相続上の不平等は法的に解消されましたが、婚外子の比率を国際的に比較するとどうなっているのでしょうか。2011年の厚労省の「人口動態統計によりますと、かなり国によって差があります。一番高いのはスェーデンで54.7%、次がフランスで52.6%、3位がデンマークで46.2%と続いております。日本は、2.1%ですから、比較になりません。謹厳実直な感じのドイツですら32.1%ですから、驚きで、全体的にはまだ増加の傾向にあります。す。なんでこんなに違うのか。一因として、外国では婚外子が社会的に認知されてきており、また法的保護(税控除)や社会的信用面で婚内子と差が少ない制度ができてることがあげられます。とくにフランスが進んでおり非婚でも安心して子供が産めます、ここにフランスの特殊出生率が1.98とEU平均の1.52を上回る理由にもなっているのです。